新・楽天せどり Aパターンリサーチ手法(後編)
前回、楽天ポイントせどりにおける次世代の新手法において、新たな仕入れ基準とする「Aパターン仕入れ」について概要をお伝えしました。
今回は、Aパターン仕入れの後編!ということで、実際のリサーチ手法を詳しくお伝えしていきます。
改めて、「Aパターン」の復習!
今まで・従来の楽天せどり(と言うかせどり全般)の場合
この商品の楽天側価格=いつもほぼ一定
→カート価格が9,000円(利益率10%)= みんな仕入れる状態になります。
その後、価格はいつも8,300円近くまで下がる = この時、楽天側からみた利益率は2%。
これだと誰も仕入れを起こさず、結果、価格はまた9,000円に戻ります。
Aパターンの場合
逆に、この商品価格が8,300円(利益率2%)の時に仕入れるとどうなるでしょうか?
→予定通りカート価格9,000円(利益率10%)に戻り、確実に利益を取れます。
- 価格競争の逆
- 短い期間で価格戻り
- 利益をしっかり取れる
これを、Aパターンと呼ぶこととします。
このAパターンを読みきれた時に仕入れを起こすと・・
- 競合が増える確率は低く
- 出品時~1ヶ月以内には価格が戻る確率が高く
- 予定価格でしっかりと販売することが出来、
- 現金利益を得られる確率が高くなります
このAパターンって、今までも実は無意識に行っていました。
でも、今までは買う時期(タイミング)が早かったんですね。
価格差がある時に買って、2ヶ月待てば価格が戻るから待てる人は待ちましょう!と言ってましたが、本来は、この下がった時に買えばよかったんですね(笑)
そうすれば、待つのは1ヶ月で済みます。
現金利益を得られる確率が高くなる 1
今まで私が提唱していた楽天ポイントせどり仕入れ術 では現金利益はあえて捨てていこう! と教えていました。これは今までの状況では正しかったと思っています。
しかし、このAパターンを見極められれば現金利益を出す仕入れも可能になります。
そもそも現金利益を出す仕入が難しかったのは、リサーチ時の価格差を目指していたからです。
リサーチ時に価格差が現金利益が出るほど開いていては、ほぼ全てのせどらーに知られてしまい、それこそBパターンに陥ります。
現金利益を得られる確率が高くなる 2
Bパターンのように、現金利益が出るほど価格差が開いている商品は価格競争になる可能性が高いことから、あえて現金利益を目指さず、表面赤字になる商品に目を向けていました。
今まではそうする事によって、参入者を他の商品よりも少なくすることができ、結果的に予定通りの利益を上げることが可能でした。
しかし、これだけポイントでの利益を取りに行くことが主流となり、参入者が増えてきてしまった現在ではこれでは最早難しくなってきたのが現状です。 (特に始めたばかりの初心者にはかなり厳しい!)
Aパターン 仕入れ判断の目安!
Amaカート
- 過去1年間価格推移と比較して安い
- ランキングを考慮し価格が戻る(上がる)ことが予想できる
想定販売価格の設定
- Amazon価格がいくらに戻る(上がる)か想定設定する
- それまでどの程度の期間が必要か想定する
楽天ショップ
- Amazon想定価格をSPU9%計算で利益計算する
- この時、現金利益が出る商品であれば負ける確率は大幅に下がる (最悪ポイントを考慮すればほぼ確実にプラスになるため)
現在価格差は無いほど美味しい
- 現在カート価格と楽天価格差での利益率は3%以下が良い (一般的な楽天せどらーが来ないため)
Aパターンにおける仕入計算
利益計算は上記フォーマットを使用します。
- 楽天側の入力
現在原価と税抜原価
ポイント計算(SPU9.5%) - Amazon側の入力
現在カートによる計算(従来通り)
想定カートによる計算(Aパターン)
→想定時期はあくまでも予想
なぜSPUを9.5%で計算しているのかについては、2022年最新版!SPU攻略! をお読み下さいね・
Aパターンリサーチの流れ
手順1 ショップリサーチ
従来通り、ショップリサーチからスタート。
手順2 利益率の確認(ちゅる楽)
本来であれば、現在価格差を狙う=8%以上商品を見ますが・・
Aパターンは、他者が狙わないであろう3%(もっと低くてもいいかも)以下を見ていきます。
手順3 利益計算
従来の仕入れでは、絶対に仕入れしない利益率となります。
手順4 仕入対象となるか判別
12月末、130,000円→1月31日 141,000円に戻りましたが、現在とはランキングが違うことなどから、14万円復活まで2ヶ月程度と予測しました。
結果、この商品は
- 利益率が6%台と低い
- 2ヶ月間待つ必要があるため、CFが悪くなる
以上のことから、この場合は仕入れ対象とはならないと判別しています。
Aパターンリサーチ まとめ
- 過去の価格推移からどの程度の期間で、いくらに上がりそうかを予測して想定売価・想定日付を入力
- その際の利益金額、利益率を計算
- 仕入れに値するかを、各々の状況(資金など)を考え仕入れ判断をくだす
リスク
- メーカー供給で過去推移と変化する場合あり
- メーカー供給によってはさらに安くなる可能性もある
- 発売1年以上経っていないと価格推移安定しない
- 期間は辛めに評価しないとCF辛くなる
メリット
- 赤字リスクが低い(最低価格で買っているためこれ以上の悪化がない)
- 予想より上昇しない場合でもしっかりと利益を取れる
想定売価決定のポイント
- 過去価格推移1年を見て、価格の流れを見る
→価格の上限下限、出品者増減がある程度規則正しいものが良い - 他ショップで安い商品を確認する
- Amazon出品者数と実際の在庫数を確認
基本的に価格設定ウェビナー時に価格予測をしているやり方と同じとなります。
Aパターンリサーチ SEASON2
もしも上記の商品が、販売想定日付である5月10日までの間に楽天側価格が135,000円に下がったら、利益率が11.47%となり、仕入れ対象となる場合があります。
そのため、この様な商品はモニタリングしておく必要があります。
理由は、価格が下がったらいち早く購入するためです。
<注意>
その時のカート価格との兼ね合いで価格差が大きく(利益率が高く)なりすぎてしまい、通常仕入れ対象となってしまった場合(8%以上利益がついてしまった場合)は除きます。
商品の価格をモニタリングできる「Price 2 Alert」
そこで利用するのがPrice 2 Alert。
Price 2 Alertは設定価格を下回ると上記のような通知が来るような仕組みになっています。
そして、いち早く値下がりを知るために、price2Alertを使用した《楽天通知LINEG》を運用します。
これは楽天版keepaに似たものです。
実際に届く通知メールはこの様なものです。
また、price Alertの拡張機能では、設定を行うとkeepaの様に楽天画面にグラフが表記されます。
ランキングはありませんが価格推移を確認することができます。
楽天せどり 新・仕入れ術!リサーチ実践動画
この動画は、2022年4月前半の楽天マラソン時に実際にリサーチしている実践動画です。
この動画内では非常に良い商品を見つけていて実際にコンサル生の皆さんには買ってもらいました。
コンサル生向け定期ウェビナーなので、有料会員にならないと観れない動画ですが、興味ある方はぜひ視聴して下さい。
おそらくびっくりすると思いますよー!
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中国輸入部はいま、情報交換できるお友達を必要としてますっ!!
せどりしてる方、これから始めようとしてる方、
ぜひお友達になりましょう!!
公式ラインから、いつでも気軽に話しかけてください(^ ^)